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OK牧場の決斗

Posokcorral制作:1957年アメリカ
原題:Gunfight at the O.K. Corral
監督:ジョン・スタージェス
音楽:ディミトリ・ティオムキン 主題歌:フランキー・レイン
出演:バート・ランカスター、カーク・ダグラス、ロンダ・フレミング、ライル・ベトガー、デニス・ホッパー、ジョン・ハドソン、リー・ヴァン・クリーフ、ジョー・ヴァン・フリート

J・フォードの『荒野の決闘』が文芸作品とすると、『OK牧場の決斗』は大衆小説ですね。最初から見せ場が連続しており、時間がたつのを忘れます。

『荒野の決闘』のような映像の美しさはありませんが、『OK牧場の決斗』には、わくわくさせる主題歌があります。劇中で、要所要所に挿入されるフランキー・レインの歌がドラマの語り手のような効果をあげているんですよね。

この主題歌は、『真昼の決闘』(ハイ・ヌーン)の主題歌でアカデミー賞を受けた名コンビ、ネッド・ワシントン(作詞)とディミトリ・ティオムキン(作曲)の手によるものなんです。映画は知らなくても、曲だけ知ってる人は多いんじゃないかな。

アープとドクとでは、キャラクター的にドク・ホリデイの方が儲け役ですよね。医者というインテリだったが、肺病で人生に絶望的になり、酒にひたり、死に直面する刺激でウサを晴らす人物なんて、誰がやっても絵になります。だから、逆にアープ役が難しいといえます。この映画でも、K・グラスの鬼気せまる演技に押され、B・ランカスターのアープは、見せ場らしい見せ場もなく拳銃を振りまわし、性格も出ておらず、印象の薄いものとなっています。

投稿:ノスタル爺 [1999年10月17日 22時49分24秒]

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コメント

2003年の「老レンジャー」さんの慨嘆、よ~く分かります。私の友人の話ですが、数年前にこの映画を文化会館で上映したことがあって、高校生の息子を「西部劇の歴史的名作を見せてやる」と連れ出したところ「なんだい、こりゃー」と云われてしまったそうです。私も「ジェロニモ」の欄で「上州の隠居」さんに云われたように時代の流れで仕方がないンでしょうかね。「トゥーム・ストーン」が名作・傑作と云われる時代ですよ。

ところで、喰った、喰われたの話になると必ず引き合いに出されるのが「ヴェラクルス」とこの映画ですが、両方ともランカスター絡み、しかもあちら加害者、こちら被害者ですから、これほど分かりやすい例はないですよね。確かに、何回見てもランカスターは歴代アープ(「ウィンチェスター銃73」や「シャイアン」などは除きますよ、勿論)の中で一番似合ってない、と云うかどこか木偶の坊に見えるし「らしくない」、それが取りも直さず「喰われた」と云うことですよね。バントラインは引き出しの中に持ってるだけじゃなくて使って欲しかったです。ただ我々が抱くアープのイメージの1つ「冷静沈着」は合格だと思いますけど…。アープはフォンダを別格とすればJ・ガーナーですかネ。K・ラッセルは喜怒哀楽が激しすぎて「あんな騒々しいアープがいるか」って感じでした。

歴代のホリデイではダグラスが最高と云うのが西部劇ファンの常識ですし私もそう思っていますが、V・キルマーのホリデイもかなり気に入っています。「ノスタル爺」さんもおっしゃってる通りホリデイ自体がもともと所謂「儲け役」、血を吐きながらアープへの友情に殉ずると云う日本人好みの最たるもので、労咳を冒して笹川一家に助太刀する平手造酒にそっくりじゃないですか。大根の見本みたいなV・マチュアでさえ結構好演でしたよね。そう云うことを差し引いても、色白の腫れぼったい顔にいつも微熱があるような赤味さえ浮かべて、「スターウォーズ」風に云うなら「ダークサイド」のガンマン「ホリデイ」を演じたキルマーに、ヒステリックでプッツンしちゃうタイプのダグラスとは一味違う悪魔的なオーラさえ感じた、と云うとちょっとオーバーですかね。

[2007年5月6日 9時23分34秒]

投稿: ウエイン命 | 2009年11月28日 (土) 18時57分

あのワイアット・アープの伝説を初めて正面から取上げた、1950年代の典型的なガンファイト西部劇巨編。

しかし、私にはこの映画の西部劇中の位置付けは不当に低いように思われる。公開当時は「荒野の決闘」と比較され「OK牧場」を高く評価する事は憚れる雰囲気があった。又、このBBSでの書込みの少なさの寂しいことよ。今でもこの傾向が続いているのだろうか。

当時娯楽の王者は映画、しかもアメリカ映画、アメリカ映画は西部劇、西部劇の超大作の四段論法から云えばこの映画は当時の娯楽の最高峰だった。

バート・ランカスターとカーク・ダグラスの共演は、今の映画事情に疎いがシュワルツネッガーとブルース・ウィリスあるいはトム・クルーズとキアヌ・リーブスの共演のようと云えば凄い顔合わせになるだろうか。

フランキー・レーンの唄声にのって、リーバン・クリーフ等3人が黄金色の草原をパカパカと馬でやって来るタイトルシーンがこれほど決まっている西部劇はない。血沸き肉踊る西部劇の世界へ一遍に入り込ませる。(真昼の決闘とシェーンのええとこ採り見たいですが)

素手で拳銃を取上げる、暴れるカウボーイ連中を丸腰からドクの支援を得て制圧する、バントラインスペシャル、皆んな前年、私の西部劇バイブル「トルー・ストーリー、撃たぬ拳銃王、ワイアット・アープ物語」で知ったばかりの伝説の連続でした。

OKコラルの決斗までの経緯を縦糸にアープとドクの友情を織り込んで伝説のエピソードの積重ねが淡々と叙述的に描かれていく。ジョン・スタージェスの演出は対象に余り迫っていかない全身が映るフルショットが殆どで、アップは精々バストショット迄しか使われていない。よく「OK牧場」の動、「墓石と決斗」の静と比較して語られるがスタージェスの描き方は一緒である。違うのはデミトリ・ティオムキンの音楽とF・レーンの唄によるつなぎと俳優のイメージである。「墓石と決斗」にF・レーンの唄を被せれば「OK牧場」と同じイメージになると云うのがかねがねからの私の持論です。

決斗の朝、4人並んでOKコラル迄歩む姿や対峙した7人のシルエットは決斗場面への導入としてこれほど決まっている西部劇はない。

さて決斗場面ですが、早くて正確な名人の決斗は一瞬で終わり絵にしにくい。「シェーン」「ヴェラクルス」を越えられない。と云って従来の右と左で物陰から射ち合うのでは迫力も鮮やかさも出ない。そこでフットワークを利かして走り回る事となったようだが、映画を見ている分には迫力十分で面白かったが矢張り鮮やかさに欠けたと云わざるが得ない。

後年、この決斗はスタージェス自身を始め、真っ向からの射ち合いで描かれている。これはK1のノーガードの打ち合いと一緒でスリリングこの上なしですが、空中の金貨や空き缶を撃つ伝説の名人、上手が弾を外しているようでフィクション上の辻褄があわない。

とは云え、西部劇が製作されない現在、こんなにストレートに伝説を映像化するような西部劇は2度と現れないのではないでしょうか。(何たってオッケー牧場)

追伸:バート・ランカスターは爪で擦ってマッチを点けていた。これぞ西部劇。

[2003年6月18日 9時39分5秒

投稿: 老レンジャー | 2009年11月28日 (土) 18時53分

中学の頃だったと思います。この映画を観て、帰りの電車賃が無くなるのを覚悟でレコードを買ってしまい2時間も歩いて帰りました(苦笑)

[2001年7月5日 2時46分32秒]

投稿: BOSS | 2009年11月28日 (土) 18時48分

フランキー・レインといったら、『ローハイド』と、やはりこの『OK牧場の決斗』でしょう。

OK牧場の決斗に行き着くまで、なんかもたもたした感じがしましたね。ランカスターのアープはスーパースターのような感じで全然負けるような気がしない。でも、肺病が悪化して寝ているドクに「助けてくれ」と頼むシーンに弱さが表されていてよかったのかも。

デニス・ホッパー演じるクラントンの末弟。父や兄達がしていることは悪いことと知りながらも決闘に参加しなければならない。哀れでしたね。

様々な西部劇に登場するリンゴー・キッド。ジョニー・リンゴーがモデルになっているそうですが、ドクが怖くて決斗の前に逃げ出したそうです。

大衆小説のたとえは面白いと思いますが、直木賞をとってもいいような、上等な大衆小説だと思います。

[2001年4月7日 23時6分17秒]

投稿: marineflat | 2009年11月28日 (土) 18時48分

2週間前に "OK Corral in Tombstone"へ行ってきました。

Oct,26,1881に実際Gun Fightingの行われ場所は、とても狭い所でした。そして、驚くほどの近距離で打ち合っていたのが驚きでした。

死んだ Cowboys "Tom Mclowery,Frank Mclowery,Billy Clanton" たちの死に顔は、とても年齢より老けた顔つきで写真が今でも展示してあります。棺が運ばれた当時の霊柩車は黒い馬車の豪華版といった感じに見えました。

その後、お墓に行き、3人の Cowboys の墓石は今も western の風景漂う山や平地に囲まれ、その当時、吊るし首や Gun Fighting で亡くなられた方などの100年以上前の "Boothill" の墓地に眠っていました。

土地の人は、とても気のいい人たちが多くDowntown にある Doc Holliday を愛していた Kaite の開いた Saloon と言われる酒場は、私の行った時もなお開店していました。

もちろん 映画も家に帰って見ました。当時の人たちは、たくましい。

[2001年2月28日 12時54分0秒]

投稿: piyo2 | 2009年11月28日 (土) 18時45分

この映画の最大の魅力はフランキー・レインの唄うテーマ曲だと思います。要所要所でこの曲がバックに流れ、公開当時は浪曲西部劇と評されましたが、まさにそのとおりです。

また、主役の二人(バート・ランカスターとカーク・ダグラス)は、それまでの西部劇スターが土の香りが漂っていたのに対し、ガソリンくさいとも言われていたのを思い出します。

この映画でジョニー・リンゴーを演じたジョン・アイアランドは、この作品の11年前に作られたジョン・フォードの「荒野の決闘」ではビリー・クラントンを演じています。ちなみにこの映画では若き日のデニス・ホッパーが演じています。

どうしてもジョン・フォードの「荒野の決闘」と比べてしまいますが、同じ題材ではありますが、この作品は異なるコンセプトで作られたジョン・スタージェスの快作だと思います。

[2000年3月28日 16時48分29秒]

投稿: ワード・ボンド | 2009年11月28日 (土) 18時38分

初めて観ました。

史実無視して突っ走るバリバリのエンターテイメントだった。面白かったデス。

でも、あんな女、ケイトぢゃない(がっかり)。
ワイアット、いい人過ぎだ(別にいいけど・・・)。
もっとモーガンを出せ!(不満だ・・・)

ああ、でもドクターは最高だったわ♪ カッコよすぎ。
ちょっとPSYCHOっぽかったっけどね・・・
できれば喀血してほしかったナ。かはっとさ・・・

あと、あのワイアットに捧ぐ「OK牧場の歌」はすごいっす。

[2000年3月24日 7時13分4秒]

投稿: もーぐ | 2009年11月28日 (土) 18時35分

映画マニア グリーンベイです。

「OK牧場の決闘」のご意見に美人女優ロンダ・フレミングが出てこないのは不満です。西部劇には美人スターが付き物です。楽しませて貰いました。

「ボラボー砦の脱出」のエリノア・パーカー、「烙印」のモナ・フリーマン、「アパッチ族の最後」のアーレン・ダール、「地獄への逆襲」のジーン・テアニー、それにアレクシス・スミス、ゲイル・ラッセル、ドナ・リード、モオーリン・オハラ等々・・・・・「白昼の決闘」では、ゼニファー・ジョーンズがいました・・・・・

飼い犬にモナという名前を付けました。バカですね私も。   以上。

[2000年1月15日 17時50分53秒]

投稿: グリーンベイ | 2009年11月28日 (土) 18時34分

私も先日「OK牧場の決斗」を飛ばし見ですが鑑賞?しました。実はデニス・ホッパーがどんな風に出てたのか確かめたくて。クラントン一家の末弟の役なんですが若いですね。あたりまえですが。

ワイアット・アープ(B・ランカスター)も何とか彼を争いに巻き込みたくないと努力するのですが、結局、最後はホリディ(K・ダグラス)に撃たれて死んでしまいます。この当たりは、唯一アープの人情話(浪花節)らしい件だったんじゃないでしょうか。

[1999年10月18日 2時4分5秒]

投稿: GOGH | 2009年11月28日 (土) 18時32分

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