2007年12月29日 (土)

「迷子の警察音楽隊」

2007年イスラエル・仏合作
監督:エラン・コリリン
出演:サッソン・ガーベイ、ロニ・エルカベッツ、サーレフ・バクリ 他
2007年東京国際映画祭・東京サクラグランプリ受賞

シンカノン有楽町2丁目にて17:15の回観賞。7割程の入り、女6:4男。観客の年齢構成も若人から高齢のご夫婦までと広かった。久しぶりに中東を舞台にした映画だが、イスラエル作品を観るのは初めてかな?

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2007年3月11日 (日)

「沈黙の影」

赤坂のOAG(ドイツ文化センター)ホールで行われている国際交流基金アラブ映画祭2007にて、サウジアラビア初の長編劇映画「沈黙の影」を観る。入りは8割ぐらいか。

監督は、この映画を作るためにTV-CM等の製作会社を興し苦節?30年、資金を蓄えたという根性?の人。というかサウジでは、最近まで劇映画の公開が禁止されていて映画館というものがないそうだ。あるのは子供向け映画の劇場だけとか。

企画・製作・監督を総て兼ねてるだけあって、多少の非難にはめげない強い意志が感じられる写真だ。

個人的には、ベドウィンが登場するあたりから面白くなったが、全体的に社会派でもなくコメディでもなくアクションでもなく...(^_^;

因みに繁忙期はまだ終わっていない。仕事場のビルが改修工事だかで停電(9:00-16:00)している間を利用しての観賞ですので悪しからず。(^^ゞ

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2006年11月22日 (水)

「半月」 - Niwemang -

Halfmoon03第7回東京フィルメックス・コンペティション参加作品
2006年イラン
原題:Niwemang / Half Moon * Official Site
監督:バフマン・ゴバディ Bahman GOHBADI
出演:イスマイル・ガファーリ、アラー・モラッド・ラシャティニア、ヘデイェ・テハラニ 他

有楽町シネカノンにて観賞。ほぼ満員(女2:1男?)。

Drtbghobadi01上映前にゴバディ監督の挨拶があり、上映許可を得る為に10曲分のシーンがカットされたり、プロデューサーの意向に80%従った。といった製作過程や上映までの苦労話があった。また上映後もエレベーター前で観客と気軽に話したり握手したりとファン・サービス旺盛な方だ。私もサイン(画像)をいただきました。(^_^; こういうのが映画祭の良いところですね。

Halfmoon01さて内容の方だが「わが故郷の歌」と同系列で、年老いたミュージシャンが弟子や仲間を連れ、国境を越えてイラクのクルディスタンへコンサートに行く過程を描いた一種のロードムービー。冒頭の闘鶏シーンや途中立ち寄った女性歌手が1334人?拘留(イランでは女性歌手は禁止?)されている村でのシーンが素晴らしく、このまま全編、クルド音楽満載かと思いきや、さすがに10曲分もカットされたのでは...しかし10曲分カットされて上映時間114分では完全版は、どの位の長さになるのやら?インド映画みたいになるのだろうか?それでも観てみたい!

また今回はイラン・イラク・トルコの国境山岳地帯を行く一行の乗ったバスのシーンが続くのだが、その背景に映し出される雪山の景色が素晴らしい。但しあまり登ってみたいとは...

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2006年9月 9日 (土)

ベイルート、真夏の夜の(悪)夢は続く

20060909zaimレバノンに捧ぐ短篇映像昨年上映&トーク
アートネットワーク・ジャパン Camo-Cafe Vol.4

「太陽の輪」 2005 監督:アリ・シェリー
「ナイス・シュート」 2004 監督:クサイ・ハムザ
「ベイルートの風」 2003 監督:フォアード・アレイワーン
「パパの家」 2004 監督:レイラ・カナアーン

横浜創造界隈ZAIM[ザイム]3Fシアターにて鑑賞。観客は40名ぐらいか。

ゲスト・トーカーとして参加する知人よりレバノン短篇映画の上映があるという案内をもらって横浜まで行ってきた。

上映4作品の内、未見の「パパの家」が面白かった。

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2006年7月21日 (金)

「アレキサンドリア WHY? 」

1979年エジプト ベルリン国際映画祭・銀熊賞受賞
原題:ISKANDARIAH LEH?
英題:ALEXANDRIA-WHY?
監督:ユーセフ・シャヒーン
出演:モフセン・モヒーディーン、マフムード・メリーギ、モフセン・ダウフィーク

目黒区中根にあるエジプト大使館 文化・教育・科学部にて18:00-20:00ビデオ観賞。観客は約20人。

カンヌ国際映画祭・パルム・ドール受賞作「炎のアンダルシア」(1997)のユーセフ・シャヒーン監督作品。

第二次大戦中のアレキサンドリアを舞台に...自伝的作品。

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2006年4月10日 (月)

グワナCDと「ホテル・ルワンダ」

本日はアフリカ Day。といってもグワナCD入手と「ホテル・ルワンダ」を観賞しただけのことなのだが...

異文化理解ワールドミュージックCDの旅もついに中東から、アフリカ大陸北岸(グワナは、モロッコの民族歌謡)に達した。アフリカ大陸を南下(中央・南アフリカ音楽、ルワンダも中央アフリカ)するか、その前にイベリア半島(アンダルシア音楽)にも興味があるし...

■「MAALEM MAHJOUB & LES GNAWA DE MARRAKECH」
Maalem Mahjoub Khalmous
輸入盤:p&c SOW2002 http://www.soundofworld.net/

まずグワナCDだが、今回入手したのは二枚。一枚は純度100%、混じりっ気なしのグワナ。やはり純度100%のグワナは、室内・小音量で聴いてもどうも...重低音・大音量か生でないと良さが伝わらないようだ。

■「GNAWA DIFFUSION」
Bab El Oued Kingston
輸入盤: http://www.7colors-music.com/

もう一枚はグワナ・ミックスチャー・アルバム。一曲目など、これがグワナ?といった感じだが、中盤のインストルメンタルを聴くと、おぉ!やはりグワナなんだと納得。

Hotelrwanda003_1■「ホテル・ルワンダ」
2004年南アフリカ=イギリス=イタリア
原題:HOTEL RWANDA
監督:テリー・ジョージ
出演:ドン・チードル、ソフィー・オコネドー、ホアキン・フェニックス、ニック・ノルティ

さて「ホテル・ルワンダ」の方だが、渋谷シアターN18:15の回観賞。観客は8名(男6:女2)月曜の為か、はたまた公開終了も近いので観る人は観てしまったといったところか思いの外少なかった。

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2006年2月12日 (日)

「少女ヘジャル」

Hejar0012001年トルコ / アカデミー賞外国語映画賞他
原題:Hejar
監督:ハンダン・イペクチ
出演:シュクラン・ギュンギョル、ディラン・エルチェティン、フュスン・デミレル

DVD観賞。

一人暮らしの元判事ルファット(シュクラン・ギュンギョル)は、武装警官に襲撃され、たった一人生き残ったクルド人の少女ヘジャル(ディラン・エルチェティン)を引き取り、一緒に生活を始めるが...

・・・・・以下・・・・・φ( . . )

前からクルド人関係の映画として観ることを薦められていた作品。冒頭、トルコ警察によるクルド人活動家の取り締まりシーンが凄い。かつてはクルド人を山岳系トルコ人と呼んで存在自体を否定していたトルコ政府の対クルド政策の凄さをこの冒頭シーンで見事に表現している。がクルド人の歴史を知らないと単なる過激派の取り締まりシーンと映ってしまうのか?

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2005年10月 9日 (日)

「わが故郷の歌」

GomshodeiAraq01 2002年イラン
原題:Gomshodei dar Araq
製作・監督・脚本:バフマン・ゴバディ
出演:シャハブ・エブラヒミ/アッラモラド・ラシュティアン

輸入盤DVD観賞。イラン・イラク国境地帯のクルディスタンを舞台に大歌手である父ミルザと二人の息子が、父の別れた妻を訪ねてイラクのクルド人難民キャンプへと向う。

長編第一作「酔っぱらった馬の時間」では、ほとんど音楽を使っていなかったゴバディ監督が、この長編第二作では、クルドの民俗音楽をふんだんに使い、主人公も年老いた父親と中年の息子二人。全般にコメディタッチの明るい作品に仕上げている。

ラストシーンが前作「酔っぱ...」とまったく同じ暗い結末なのだが、この作品では父と2人の息子の未来に希望を感じさせる。前作の希望の持てない子供達と比べ皮肉?なものだ。

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2005年10月 8日 (土)

「酔っぱらった馬の時間」

ZamaniBaraye01

2000年イラン
原題:Zamani Baraye Masti Asbha
製作・監督・脚本:バフマン・ゴバディ
撮影:サイド・ニクザート
出演:アヨブ・アハマディ/アーマエ・エクティアルディニ/マディ・エクティアルディニ

DVD観賞。イラクとの国境に近いイランのクルド人部落を舞台に両親をなくした5人の兄弟姉妹が力を合せて生きていく姿を次男アヨブを中心に描いた作品。

先日観た『亀も空を飛ぶ』もそうだが、クルド人の子供達には明るい未来はないのだろうか?戦後の日本でも孤児達の環境は同じようなものがあったろうが、日本はその後経済成長を成し遂げる明るい未来があった。現在のクルディスタンはどうなのだろうか。

第1・2作はイラク戦争前、第3作はイラク戦争直前、早くも次回作が気になる。

ところで上の画像はオリジナル・ポスターだが、日本公開用ポスターとまるで違う。オリジナルが次男アヨブなのに対して、日本用は次女アーマネ。かわいい女の子の方が受けがいいのは分かるが頑張ったのは次男アヨブなんだよね。ホント男はつらいよ。(^_^;

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2005年9月24日 (土)

「亀も空を飛ぶ」

TurtlesCanFly012005年ベルリン国際映画祭平和映画賞
2004年イラン=イラク
原題:
監督:バフマン・ゴバディ
出演:ソラン・エブラヒム/サダムホセイン・ファイサル/アワズ・ラティフ

岩波ホール17:30の回。台風の影響で天気が悪いにも関わらずかなりの入り(8~9割?)

イラク北部、トルコとの国境沿いのクルド人の村を舞台に村や難民の子供達を指揮して TVアンテナの設置と地雷堀で生活する少年、サテライトと難民の兄妹の物語。

前半、大人と対等にやりとりしながら逞しく生きてゆく子供達の姿が、ユーモアも交えて生き生きと描かれている。後半、アメリカ軍の進行、村人達の動揺、兄妹の過去が明かされていくにつれて暗雲が立ち込め、話は悲劇的な結末へと。

ところでイラクと国境を接するトルコ東部と言えば旧約聖書のノアの箱舟がたどり着いたとされるトルコの最高峰アララト山のある山岳地帯(アルメニアとの国境)にも近い。

この映画でも雪を頂いた山並みと深い青空がとても綺麗だ。イラク人やクルド人にとって新たな苦難の創世記は始まったばかりだ。

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