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2008年3月15日 (土)

「ノーカントリー」

Posnocountryoldmen001公開:2007年アメリカ / 2008年日本
原題:No Country for Old Men
製作:スコット・ルーディン、コーエン兄弟
監督・脚本:コーエン兄弟
原作:コーマック・マッカシー「血と暴力の国」扶桑社
出演:トミー・リー・ジョーンズ、ハビエル・バルデム、ジョシュ・ブローリン
第80回アカデミー作品・監督・脚色・助演男優賞受賞

3月15日(土)シネコン・レイトショー(22:00~)観賞。入場者5割弱? オスカー作品かつ公開初日とはいえ内容からいって、レイトショーでどのくらい入るのか検討もつかなかったが思ったより入っていた。

物語冒頭の舞台は西部テキサスの荒野、麻薬取引がこじれ、悪党が共倒れとなった現場に偶然辿り着いた元ベトナム帰還兵が、現場にあった札束をネコババして逃走したことから始まる不条理ともいえる殺人の連鎖。

ストーリーは、ほぼ原作通り。殺し屋の造形や会話、荒野での追跡部分にコーエン兄弟のオリジナルがある程度。アカデミー原作賞をマッカーシーに差し上げたい。出版前に映画化権を取得したプロデューサー、スコット・ルーディンの手腕は大したものだ。

さて、アカデミー助演男優賞を受賞したバルデム演じる殺し屋シガーも凄いが、組織の金をネコババして逃走するベトナム帰還兵モス(ジョッシュ・ブローリン)もなかなかのものである。特殊部隊にでもいたのか?単なる戦争帰りとは思えない。メキシコとの国境検問所で所属していた部隊名を言うが、そちらの方の知識がないので分からない。このモスを演じたジョッシュ・ブローリン、なんとなくニック・ノルティを思わせる風貌。アクション映画ファンとしては、また西部のタフガイを演じてもらいたい。

また保安官(トミー・リー・ジョーンズ)も現場のタイヤ跡を消さないため、わざわざ馬に乗り換えたり(これも原作通りだが。)空薬筴の取り扱いなど細かい部分にウエスタンを感じさせるが、これはウエスタン・マニアの思い込み?

もし往年の西部劇であれば元南軍兵のカウボーイが、メキシコ人馬泥棒とテキサスの悪徳牧場主の取引現場に居合わせ札束をネコババ。荒野を黒ずくめの殺し屋に追われるといったところか。

そう考えると同じような筋の西部劇があったのではないのかしらん?

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