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2006年12月14日 (木)

「麦の穂をゆらす風」

20061214windshakesbarley012006年アイルランド、英、独、伊、西
監督:ケン・ローチ
出演:キリアン・マーフィー、ポードリック・ディレーニー、リーアム・カニンガム、オーラ・フィッツジェラルド他
2006年カンヌ国際映画祭パルムドール受賞 公式サイト

有楽町シネカノン、18:40の回観賞。観客約30名(男6:4女)。

20世紀初頭、アイルランドの南部、コークを舞台に英国からの独立闘争と、その後の内戦に巻き込まれていく名もなき若者達の悲劇を描いた作品。

木曜日、雨の夜だからか、はたまた公開から大分経った為か、思ったほど入っていなかった。階下のよみうりホールへ入る客の方が多かったが、あちらでは何をやってたのかしらん?とかく隣の芝生は...

さて、おすぎ氏がTVCMで「観なきゃダメヨ!」とばかりにガナッてたので観に行った...訳ではなく、アイルランドの歴史と音楽に興味があったので。それにしても映画の中で、「人間らしい生活をするには移民しなきゃならないのか。」といったような台詞が出てきたが、19世紀アメリカに移民したアイルランド人は、移民先アメリカでも人種差別を受け、南北戦争においては、北部と南部でそれぞれ編成したアイルランド人連隊が戦場で激突、多くの死傷者を出すこととなる。何とも皮肉な運命だ。

ところで音楽の方だが、アメリカン・ルーツ・ミュージックのベースとも言われているアイリッシュ・トラッド(アイルランド伝統曲)が、映画の題名(「麦の穂をゆらす風」)となっていたので、もっと使われているのかと思ったが、音楽はあくまでも控えめで、題名曲と英国との条約締結祝いのダンス・シーン、フィドルと横笛で演奏される曲(「ドゥーン・リール」)が、アメリカン・ルーツ・ミュージックを連想させた。あまり音楽を期待して行かない方がよいのかもしれない。

■挿入曲
「麦の穂をゆらす風」 The Wind That Shakes The Barley ( Traditional )
「兵士の歌」 Amhran Na bhFiann ( The Soldiers Song , Traditional )
「帰還」 Oro Se Do Bheath 'Bhaile ( Welcome Home )
「ドゥーン・リール」 The Doon Reel ( Traditional )
※劇場プログラムより

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コメント

>小川さん
上映会の際はありがとうございました。先日の「19世紀...」には行けず
残念です。観たかったのですが...

さて、「麦の穂...」ですが、地方都市の小競り合いといった感じでしたが、
闘争や伝統曲がメインではなく、青春ドラマ(悲劇)なんでしょうね。

と見えてしまうのも私の期待が音楽に偏ってたのがいけないのか...
この映画、サントラが出てないんですよ。

投稿: GOGH | 2006年12月17日 (日) 23時16分

こんばんは。ご無沙汰しております。「19世紀アメリカを観る」の小川です。
この映画、私も先日鑑賞してまいりましたが、確かに何かを過剰に期待して観にいくと肩透かしを喰う作品と思いますね。いや、普通に面白い映画だとは感じますけれど。Black & Tansに大した迫力が無かったのは、個人的に本当に残念な点でした。
音楽については、私は何と言っても「Oro, Oro」が聴けたのが良かったです。

投稿: 小川寛大 | 2006年12月15日 (金) 21時47分

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» 『麦の穂をゆらす風』 [かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY ]
ケン・ローチは素晴らしい。個人的満足度は、イーストウッドより下だったけれど。 1920年。イギリスの支配を受けてきたアイルランドで独立戦争が起こり、やがて内戦が始まる。大麦を揺らす風。なんて爽やかなタイトルなんだろう。これは、アイルランドの伝統歌の名曲「The wind that shakes the barley」から取られている。 人間たちがどんなに愚かしい振る舞いを繰り返そうが、大地をそよそよと吹き抜ける風は太古の時代から変わらない。Barley=オオムギは世界最古の穀物の一つで、聖書... [続きを読む]

受信: 2006年12月15日 (金) 13時20分

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受信: 2006年12月15日 (金) 21時44分

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2006年カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作品。 名匠ケン・ローチ!期待通りの素晴らしい作品でした。 タイトルと同名のアイルランドの伝統歌(アイリッシュ・トラッド)の旋律に心震わされ、途中何度かハンカチを濡らしました。 運良く地元にほど近い、音響効果に優れたシ..... [続きを読む]

受信: 2006年12月16日 (土) 16時18分

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