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2006年12月16日 (土)

「あるいは裏切りという名の犬」

36quaidesorfeves0042004年フランス/110分
原題:36 Quai des Orfevres
監督:オリヴィエ・マルシャル
出演:ダニエル・オートゥイユ、ジェラール・ドパルデュー、ヴァレリアン・ゴリノ、ミレーヌ・ドモンジョ 他
公式サイト

銀座テアトルシネマにて。公開初日19:15の回観賞。ほぼ満員(男8:2女)。

やはり初日は違いますね。30分前に行きましたが、整理番号104。それにしても年配の方が結構来てました。往年のフィルム・ノワール(or ミレーヌ・ドモンジョ)・ファンの方々でしょうか。

かつては親友であった次期長官候補の敏腕警視二人、レオ・ヴリンクス(D・オートゥイユ)とドニ・クラン(G・ドパルデュー)が、連続強盗犯逮捕を巡って対立。レオが犯人オルン等を逮捕したのだが...公開間もないので、あとは劇場でどうぞ。結末も明かせないが、最近見た中ではカタルシスのある方です。

警察物というと香港ノワール(最近ヒットした「インファナル・アフェア三部作」や「リーロック伝」)を思いだす。この「あるいは...」を仏版インファナル・アフェアとは思わないが、果たして本家フィルム・ノワールは、香港ノワール(英雄片・香港黒社会電影)の影響を受けているのだろうか。

ストーリーは、共に元警官である監督と脚本家が、事実と経験に基づいて執筆したオリジナル。いくつもの伏線を貼りながらもしっかりした構成で破綻もない。奇を衒ったところもなく、アクション・シーンも特に目新しいものはない。

と書いてしまうと、どこが面白いの?と思われるかもしれないが、主役二人の演技と存在感が大きい。その意味では「インファナル・アフェア」のアンソニー・ウォンとエリック・ツァンに似ている。

ところで、結構、重要な脇役でクランの部下、女刑事エヴ(カトリーヌ・マルシャル)が出てくる。フィルム・ノワール、及び最近のヨーロッパ犯罪物に詳しくないので間違っているかもしれないが、重要な脇役の女刑事が出てくるのは珍しいのではないだろうか。香港ノワールでは当り前だが。

そうそう、凶悪犯オルンに刑務所の中でレオがボコボコにされるのでは? と心配したのは自分だけだろうか。(^^ゞ

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突然で申しわけありません。現在2006年の映画ベストテンを選ぶ企画「日本インターネット映画大賞」を開催中です。投票に御参加いただくようよろしくお願いいたします。なお、日本インターネット映画大賞のURLはhttp://www.mirai.ne.jp/~abc/movieawards/kontents/index.htmlです。

投稿: 日本インターネット映画大賞 | 2006年12月24日 (日) 18時57分

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» 『あるいは裏切りという名の犬』 [かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY ]
フランス俳優のシブさにしびれつつも、つくり手の意図どおりに見られなかった・・・ シテ島オルフェーヴル河岸36番地にあるパリ警視庁。BRI(探索出動班)所属のレオ・ヴリンクス警視、BRB(強盗鎮圧班)所属のドニ・クラン警視という、次期長官候補の二人の警視がいた。元警官という経歴をもつ監督が、80年代の「ロワゾー事件」と呼ばれる警察のスキャンダルを基にして描いたフレンチ・フィルム・ノワール。実事件をベースに元警官が撮っただけのことはあって、警察の内部事情にはリアリティが感じられて、スリリングな緊... [続きを読む]

受信: 2006年12月29日 (金) 08時25分

» 「あるいは裏切りという名の犬」を観ました [SOMETHING ELSE]
この暮れの忙しさにも関わらず、水曜日に映画を観に行ってしまいました。今年最後に選んだ映画は、近頃巷で評判のフランス映画「あるいは裏切りという名の犬」。テレビの映画紹介コーナーで、うるさ型の評論家にもすこぶる好評、その上水曜日はサービスデーでもあり、劇場は前回大入り満員の盛況ぶり。 この映画、久しぶりのフランスの本格的なフィルム・ノワールという触れ込みのせいか、若い映画ファンにとっては珍しく、中年のファンはなつかしいさに駆られたようで、とにか多くの観客が詰め掛けていた。 いやあ、その触れ込みどおり... [続きを読む]

受信: 2006年12月31日 (日) 17時25分

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