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2006年10月28日 (土)

33年前、滅びゆくといわれた音楽

昨日に引き続いてディスク・ユニオンで入手してきたC&W系雑誌の紹介。

Countryandwestern057■カントリー&ウエスタン 57号
 COUNTRY & WESTERN #57 1973-7
発行:「C&W」誌 発行人:吉村正昭
特集:過去の栄光とウエスタン・スイング

カントリー・ミュージックには滅びゆく音楽がふたつある。それはカウボーイ・ソングであり、このウエスタン・スイングである。コマーシャル化した音楽の世界の中で、かつてはその最先端をきっていたこのふたつの音楽は、時の移り変わりとともに、今では耳にすることさえまれだ。かつてのスター達は老い、彼等の栄光の日々が終わってから四半世紀を過ぎようとしている。

上記は特集ページの最初の一文である。この号自体が33年前の発行であり、その四半世紀前といったら60年前の話である。幸いにも現在でもウエスタン・スイングは生き残っているようでCDが出されているようだ。聴いてみたいものである。

Countryandwestern065■カントリー&ウエスタン 66号
 COUNTRY & WESTERN #66 1974-12
発行:「C&W」誌 発行人:吉村正昭
特集:カウボーイ・ソング/プログレシーブ・ブルーグラス

上記57号で、滅びゆくふたつの音楽のひとつに挙げられた「カウボーイ・ソング」の特集。この号には「西部劇映画とカウボーイの生活」と題して「西部劇通信」編集長・田中英一氏との座談会が3頁半にわたって載っている。

特集の内容は、カウボーイの歌と西部の歌を集めたレコードの内、代表的なものが、第1章から第6章に分類されて紹介されている。各章のタイトルと紹介されている主な演奏家は以下の通り。

第1章 最初に現れたカウボーイ
 カール・T・スプレグゥ、カートライト兄弟、ジュールズ・V・アレン
第2章 ヨーデリング・カウボーイ
 ウィルフ・カーター、ヨーデリング・スリム・クラーク、テックス・モートン
第3章 ハリウッド・カウボーイ
 ジーン・オウトリィ、テックス・リッター、ジミイ・ウェイクリイ、レックス・アレン
第4章 古き西部へのノスタルジア
 サンズ・オブ・ザ・パイオニアズ、ディック・トーマス、エディ・ディーン
第5章 フォーク歌手、カウボーイを歌う
 シスコ・ヒューストン、ボブ・アッチャー、エド・マッカディ、ハリイ・ジャクソン
第6章 カウボーイロアの演奏家達
 ハリイ・ジャクソン、フランシス・ロバーツ、カール・T・スプレグウ

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2006年10月27日 (金)

小説「コールド・マウンテン」の音楽

仕事で新宿に行ったついでにディスクユニオン新宿ルーツ&トラディショナル館に寄ってきた。ブルーグラス関係の解説書がないかと思ったのだが、何種類かの雑誌のバックナンバーと古雑誌があるだけ。本が無いのは書店ではないのだから仕方ないが、雑誌の収穫はあった。ムーンシャイナー( MOON SHINER )というブルーグラス専門誌に、映画で使われたブルーグラスの記事が載っている号が何冊かあった。ついでに記事に取り上げられていたCDも何枚か入手してきた。まず...

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2006年10月21日 (土)

公開講座「大いなる西部劇」へ

Wrtohsakagoh01日時:10月21日(土)16:00-18:00
場所:池袋コミュニティカレッジ
講師:逢坂 剛

直木賞作家で西部劇通でも有名な逢坂剛氏の公開講座に行ってきた。
講座後、一緒に参加した拙サイトの常連の方々と東京駅で懇親会を。

逢坂剛氏・西部劇ベスト
■ベスト10               ■ベスト20
□荒野の決闘(1946)        □ウィンチェスター銃73(1950)
□真昼の決闘(1952)        □ブラボー砦の脱出(1953)
□シェーン(1953)           □OK牧場の決斗(1957)
□ヴェラクルス(1954)        □ガンヒルの決斗(1959)
□必殺の一弾(1956)        □ワーロック(1959)
□六番目の男(1955)        □荒野の七人(1960)
□決断の3時10分(1957)     □墓石と決闘(1967)
□ゴーストタウンの決闘(1958)   □ウィルペニー(1967)
□無頼の群(1958)          □レッド・ムーン(1968)
□大いなる西部(1958)       □男の出発(1972)

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2006年10月19日 (木)

ロマとフライとおでん屋さんで

仕事というか、ちょっとした研修会の講師を頼まれて熊谷に行ってきた。熊谷といっても東京駅から新幹線で1時間もかからない。完全な通勤圏だ。

さて、研修会後、受講した方々と懇親会に行ったのが市街というか表通りから一歩裏手に入った「おでん花びし」さん。おばあちゃんがやっている地元でも通?の方が行くのお店。確かにおでんは美味しかった。以下、所(ところ)変わればのお話と、こんな所(ところ)でのお話。

■まず、「フライ」と言えば何を思い出すだろうか。普通、海老フライといった揚げ物か、釣り好きは毛鉤を思い出すだろう。しかし熊谷・行田近辺では、単に「フライ」と言えば、具が刻み葱程度の小麦粉を溶いて焼いたプレーンお好み焼きのようなもののことをいうそうだ。実際、出てきたのものまさにプレーンお好み焼き。地元のコンパニオンさんたちが「これが "フライ" です。」と連呼していた。他に「ゼリーフライ」というのもあるそうだが、こちらはゼリーのフライではなく、おからコロッケのようなものだそうだが? 興味のある方は熊谷市のHP等に名物として紹介されているので覗いてみてください。

■と、そこへナタリーが登場! と言われてもナタリーて? 2次会で行くお店の娘(こ)が迎えに来たのだ。(いわゆる同伴ですね。) ところがこの娘がハバロスク出身の小柄な金髪ロシア美人。実はナターシャなんですね(まっこれも本名かどうかは...)。日本に来て1年半ぐらいらしか経っていないそうだが日本語が巧い。大したものだ。で、話をしてるとお父さんが演奏家で、お母さんが歌を歌って...お祖母ちゃんがジプシー! お祖母ちゃんがジプシーでお父さんが演奏家というとロマ音楽と関わりが...

もっと、お祖母ちゃんやお父さんの音楽の話が聞きたかったのだが、残念!(何が?)翌日、大事な仕事があるので1次会で失礼して新幹線で帰って来た。日本にもロマの血をひく人たちが来ているんですね。それにしてもまさか熊谷のおでん屋さんで会うとは...

■追記(2006.10.21)
一夜明け、二夜明け、考えてみるに、ハバロフスクと言えば極東である。ジプシーがインドに発祥し移動の末、スペインまで辿り着いたというのは、よく言われていることだが、東進して極東まで移動したという話は聞いたことがない。しかしロシアもアメリカの西部開拓(西進)に匹敵する東進を行なっている。それに伴ってジプシーも移動していったのだろうか。

■追記(2006.10.23)
とんだ見落としを。音楽夜噺の関口義人氏著「ジプシー・ミュージックの真実」(青土社)の厳選ディスク・ガイド100の中にロシアン・ジプシー・クィーン、ヴァレンティナ・ポノマレーヴァのアルバム紹介があった。その中に...

Russiangypsyqueen01"The Russian Gypsy Queen"
 Valentina Ponomareva
..少女の頃からロシアに独特の作風で知られる " ジプシー・ロマンス "を歌っていたが、のちにハバロフスク芸術学院に進んだ。たまたまそこで聴いた日本のラジオから流れたジャズに魅了され...
  「ジプシー・ミュージックの真実」(関口義人著)より

これはもしかすると...熊谷にいま一度行って確かめ...目的が違うだろて? (^_^ゞ

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2006年10月 8日 (日)

「ゴッズ・アンド・ジェネラルズ」

Godsgenerals001 2003年アメリカ
原題:GODS AND GENERALS
監督:ロナルド・F・マックスウェル
出演:ロバート・デュバル、ステファン・ラング、ジェフ・ダニエル

DVD(STAR CHANNEL放送録画)鑑賞。

大作「ゲティスバーグ」(1994年)のロナルド・F・マックスウェル監督が描く南北戦争三部作の第2作(第一部)。なんと第1作の「ゲティスバーグ」(第二部)公開から10年近くも経っているが、内容は前作の前編にあたり、南北戦争開戦の経緯、南軍ジョン・“ストーンウォール”・ジャクソン将軍の活躍と、味方の誤射により命を落とすまでを描いた、これまた219分(3時間超)の大作。それにしても第三部はいつ公開になるのだろうか。

前作と同じくCGを使わない大集団戦闘シーンの迫力はさすが。今作はどちらかというと南部の将軍達をメインとした内容で、北部の開戦における大儀とその変容をみるに、今日のアメリカにおける軍事侵攻に繋がるものがあるのではないかと...果たしてマックスウェル監督の製作意図は?

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2006年10月 4日 (水)

ブルーグラスCD②

本日の帰宅途中買いは、この2枚! さて何繋がりでしょうか?

Appalachianswing01■「アパラチアン・スウィング:デラックス・エディション」
  Appalachian Swing ! : Delux Edition
演奏:ケンタッキー・カーネルズ The Kentucky Colonels
発売:MSI/ミュージック・シーン㈱

発売40周年(1964年)となるブルーグラスの名盤、3度目(4度目?)のCD化。

Evercallready01■「エヴァー・コール・レディ」 Ever Call Ready
演奏:ヒルマン、リードン、パーキンス、マンスフィールド、シェフ
発売:MSI/ミュージック・シーン㈱ 2006年8月

1985年発表、幻のブルーグラス・ゴスペル・アルバム、初のCD化。

上の2枚は、フォーク・ロック、カントリー・ロックの伝説的バンド "ザ・バーズ "(THE BYRDS) の主要メンバー、クラレンス・ホワイト、クリス・ヒルマンが、それぞれ参加したアルバムである。C・ヒルマンがグラム・パーソンズと共にバーズを脱退(※1)した後に入ったのがC・ホワイトで、両者は一緒に在籍したことはない。また上記のアルバムの発表には20年近い開きがあり、バーズ前、バーズ後で、関連もない。しかし両者のベースにあるのがブルーグラスであり、両者がバーズのカントリー・ロック形成に果たした役割が分かる。なお「エヴァー・・・」には、イーグルスのバニー・リードン(※2)も参加している。

※1・・・脱退後、二人が中心となって結成されたバンドが、"フライング・ブリトゥ・ブラザーズ "。昔は、"フライング・バリット・・・"と表記されてた記憶があるが...当時、まだブリトー(メキシコ料理)が日本で認知されてなかったのかしらん。

※2・・・バニー・リードンも、"バニー・レドン "と表記されてたような...レーガン大統領→リーガン大統領と同じ?

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