「マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾」
2002年スペイン
原題:800 Balas
監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア
出演:サンチョ・グラシア/アンヘル・デ・アンドレス/ルイス・カルロス
渋谷アミューズCQNにて19:30の回観賞。観客9名(男7:女2)。隣のスクリーンでやっていた「頭文字D」は、結構入っていたようだ。
かつてのマカロニ・ウエスタン(イタリア製西部劇)ロケ地で、今でもオープンセットが残るスペイン・アルメニア地方のウエスタン村"テキサス・ハリウッド"が舞台。たまに来る客といえばドイツ人で、出演者より観光客の方が少ないといった情けない状態。そこへ都会の開発業者によるテーマパーク建設の話が持ち上がりウエスタン・ショーの出演者達は全員解雇。怒った保安官役のフリアンは、銃砲店の実弾800発を買い占めて村に立てこもり警察隊と対決に...
オープニングからマカロニ・ファンを感涙に咽ばせる演出と音楽。さぞや監督はマカロニ狂かと思いきや世代的には次世代(1965年生)でどちらかというとSF派のようだ。しかし主役を張っているのは、実際のマカロニ作品(「さすらいの一匹狼」等)やハリウッド西部劇(「100挺のライフル」)にも出演したスペインの名優サンチョ・グラシア。細部にまでこだわりのある作りは、西部劇ファン、マカロニ・ファンの心をくすぐる素晴らしい出来だ。
が、もはやC・イーストウッドの西部劇を「許されざる者」以外に知らない日本の若い観客には伝わらないのでは...いまだにTVで西部劇が流されている、イタリア、ドイツ、スペイン辺りの観客には受けるのだろうが。
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