「亀も空を飛ぶ」
2005年ベルリン国際映画祭平和映画賞
2004年イラン=イラク
原題:
監督:バフマン・ゴバディ
出演:ソラン・エブラヒム/サダムホセイン・ファイサル/アワズ・ラティフ
岩波ホール17:30の回。台風の影響で天気が悪いにも関わらずかなりの入り(8~9割?)
イラク北部、トルコとの国境沿いのクルド人の村を舞台に村や難民の子供達を指揮して TVアンテナの設置と地雷堀で生活する少年、サテライトと難民の兄妹の物語。
前半、大人と対等にやりとりしながら逞しく生きてゆく子供達の姿が、ユーモアも交えて生き生きと描かれている。後半、アメリカ軍の進行、村人達の動揺、兄妹の過去が明かされていくにつれて暗雲が立ち込め、話は悲劇的な結末へと。
ところでイラクと国境を接するトルコ東部と言えば旧約聖書のノアの箱舟がたどり着いたとされるトルコの最高峰アララト山のある山岳地帯(アルメニアとの国境)にも近い。
この映画でも雪を頂いた山並みと深い青空がとても綺麗だ。イラク人やクルド人にとって新たな苦難の創世記は始まったばかりだ。
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» 『亀も空を飛ぶ』 [かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY ]
ぜひ観てください。考えましょう。
同じ時代に同じ地球に同じ人間として生まれて来たのに、
どうして彼らばかりがこんなに辛い思いをしなくちゃならないの。
それが運命なんだから仕方ないと簡単に思うことはできない。
割り切れずにどうすることもできずにただやるせない思いが募る。
亀は甲羅を脱げない。
2003年3月、米軍によるイラク侵攻が開始され、国境の小さな村に運命の時が訪れる。
イラクのクルディスタン地方を舞台とした21世紀の叙事詩
クルド人の人口は、国家をもたない民族とし... [続きを読む]
受信: 2005年10月13日 (木) 19時26分
» 亀も空を飛ぶ [RYM Counrty Valley]
岩波ホールで上映中の「亀も空を飛ぶ」がこちらの映画祭で上映されることになりました。岩波作品が500円で鑑賞できるとは嬉しいかぎりです。なんて不思議なタイトルかと思ったのですが、両腕がない少年ヘンゴウの泳ぐ姿、赤ちゃんを背負う少女アグリン、家財道具を背負っ....... [続きを読む]
受信: 2005年10月25日 (火) 10時20分
» 亀も空を飛ぶ [パレード]
岩波ホールに行くのは初めてだ。上映時間の数分前にJR水道橋駅を降り、雑踏を掻き分け進む。公称徒歩12分の道のりで息が切れる。
予告終了直後になんとか入場。暗がりで席を探す。どうやら空いているのは前方だけのようだ。
「亀も空を飛ぶ」。着席した直後、2003年、イラク国境付近の小さな村の乾いた大地と少女の足がスクリーンに映し出された。
少女は地雷で両腕を失った兄と盲目の「弟」の3人でこの地にやってきた。両親はいない。けれどもそれは特別なことではなかった。親がいない子どもはたくさ... [続きを読む]
受信: 2005年10月28日 (金) 08時32分
» 亀も空を飛ぶ [★☆★ Cinema Diary ★☆★]
鑑賞した日 : 10月29日土曜日
鑑賞した劇場 : シネマスコーレ(12:40〜)
信じられないほど疲れました。この疲れは長編のつまらない作品を観た時の疲れとは違います。呆然となり自分のおかれている状況が分からなくなりました。凄い作品を観てしまった…。....... [続きを読む]
受信: 2005年10月30日 (日) 22時50分
» 「亀も空を飛ぶ」(クルド映画) [カフェ バグダッド Cafe Baghdad]
デビュー作「酔っぱらった馬の時間」に続く、イラン映画監督バフマン・ゴバディの日本公開第2作目。これをイラク映画と紹介しているものもあるが、舞台やロケ現場はイラク領内クルド自治区。監督はイラン国籍クルド人。したがって「クルド映画」と本来言うべきだろう。さもなくば、やはり「イラン映画」の範疇内だろう。
筋書きなどは
「亀も空を飛ぶ」公式HP
に任せたいが、鑑賞して、へえ、と思ったのは、少年・少女たちによる「地雷採集経済」である。イラン・イラク戦争や湾岸戦争後のイラク軍の自治区侵攻などの際にイラク軍... [続きを読む]
受信: 2005年11月19日 (土) 08時26分
» [ 亀も空を飛ぶ ]不可能なことはない [アロハ坊主の日がな一日]
[ 亀も空を飛ぶ ]@神保町で鑑賞。
まるでドキュメンタリー映画を見ているようだった。
ストーリーは、2003年アメリカ軍によるイラク侵攻の
直前、イラク北部(クルド自治区)のクルディスタン
村が舞台。
... [続きを読む]
受信: 2005年11月21日 (月) 23時39分
» [ 亀も空を飛ぶ ]不可能なことはない [アロハ坊主の日がな一日]
[ 亀も空を飛ぶ ]@神保町で鑑賞。
まるでドキュメンタリー映画を見ているようだった。
ストーリーは、2003年アメリカ軍によるイラク侵攻の
直前、イラク北部(クルド自治区)のクルディスタン
村が舞台。
... [続きを読む]
受信: 2005年12月 3日 (土) 23時06分
コメント
コメント&TBありがとうございました。
ゴバディ監督の作品はこれが初めてだったのですが、ぜひ他の作品も観てみたいと思います。
拙文でたいへん恐縮ですが、こちらからもTB送らせて頂きます。
投稿: ナカムラ ユエ | 2005年10月28日 (金) 08時31分
>ナカムラ ユエさん
コメントありがとうございます。
ゴバディ監督の他の作品も見ていただけると良いですね。
それとクルド人の歴史(特に19世紀以降)も知ってると色々と考えさせられる作品です。映画には出てきませんが、クルド人自身が抱えている問題とか。もちろんアメリカはイラクから出て行かねばなりませんが、果たしてアメリカ軍がイラクから撤退して本当に大丈夫なのか?とか...
投稿: GOGH | 2005年10月21日 (金) 09時04分
初めまして。
私も今日、この映画を観てきました。
上映終了後、劇中の日常と私たちの日常とのあまりのギャップにしばし呆然しました。
多くの人に観ていただきたい映画ですよね。
投稿: ナカムラ ユエ | 2005年10月20日 (木) 18時33分
かえるさん、初めまして。
トラックバック&コメントありがとうございます。
こちらからもトラックバックさせていただきました。
実は今まで他でブログをやっていたのですが、機能が悪いので
只今こちらへ移転中です。従って過去へ向っても記事を書き込
んでますのでよかったらどうぞ。
ただし映画評というより私的な映画メモですのであしからず。(^_^ゞ
投稿: GOGH | 2005年10月13日 (木) 22時28分
こんにちは。トラックバックしました。
悲しい物語だったけれど、詩的なところがよかったです。
かわいそう度が強すぎた、『酔っぱらった馬の時間』よりこちらの方が気に入りました。
多くの人に観てほしい作品ですよね。
投稿: かえる | 2005年10月13日 (木) 19時30分